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産経に抗議! [医療記事]

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産経新聞の4コマ漫画を見ました。

僻地の産科医先生のブログから知りました。
http://obgy.typepad.jp/blog/2007/12/1216_ec09.html

さらり君という4コマ漫画だそうです。
それは、どうでもいいのですが、産経さんは、医師に恨みがあるのでしょうか?
それはよくわかりませんが、この漫画は、医療界の侮辱に匹敵する内容だと思います。

みなさんは、どうお感じですか? 
抗議の意にご賛同いただける方は、コメント欄に
「私も抗議します」とぜひお書きください。

漫画で登場する台詞

「キミは医学部だったね」

「いまどういうのを習っているんだい」
 
たらい回しか~

あまりに失礼です。 不愉快です。 

断固、私のブログ上で、抗議の意を表明します。

思えば、夏の事例 これも産経でしたよね。マスコミはいつも誰かを責めるだけ

最近では、skyteam先生のところでも産経でしたよね。 http://skyteam.iza.ne.jp/blog/entry/403646/

最近の新聞各社は、あまり「たらい回し」という救急の現場で働く医師を冒涜する言葉をさすがにあまり使わなくなったなあ・・・と思っていた矢先にこの漫画ですか・・・・。 ため息がでますわ。

最も直近の事例では、Dr.I先生のところでこれです。http://kenkoubyoukinashi.blog36.fc2.com/blog-entry-268.html
産経はしっかりとたらい回しという表現を、この期に及んでもなおかつ使っていますね。

産経新聞の中にも、すばらしい記者さんは、きっと必ずおられます。私たち医療者の気持ちを代弁してくれる話のわかる記者さんもきっといらっしゃいます。それだけは信じています。

ですが、その一方で、永遠に私たちと平行線の人もいらっしゃるでしょう。そして、社内の力ある地位の誰かが、きっと「たらいまわし」という表現にこだわりがあるから、こんな漫画も出てくるんでしょうね。

考え方によっては、こんなくだらないことに付き合っても仕方がないと自分の気持ちをスルーさせればいいだけかもしれません。そうしたいのも重々承知の上ですが、今日は、できませんでした。

感情的な文章であることをお許しください。ですが、救急現場の一人として、新聞社の心無い報道に私は傷ついています。これは、私の気持ちですから、絶対的な真実です。

感情が入ると、時としてコメント欄が荒れる場合があります。当ブログの管理方針としては、コメントを通して、私と考え方の異なる方と議論はいたしません。もちろん、ご自身のお考えを私に伝えたいということであれば、コメントされるのはぜんぜんかまいません。ただ、そのときは、私が納得できる文章表現をお願いします。 私が納得できないと感じる節度に乏しい表現は、管理方針として私の独断でコメント削除または一部修正をさせていただくこともあることをご理解ください。


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共通テーマ:日記・雑感

コメント 40

コメントの受付は締め切りました
arai

私も抗議します。これは謝罪文掲載させないと気が済まない!
by arai (2007-12-16 12:14) 

フィッシュ

私も抗議します。診療所で働く助産師ですが、こんな安易な笑いで「たらい回し」についてそれ以上深く読者に考えさせないような内容は、浅はかだと思います。また、ある特定の人たちを侮辱する内容は、新聞の漫画として不適切だと思います。
いつも、ブログを読んでいます。以前、救急外来で当直をしていたのですが、その頃このブログがあったらもっと深い看護ができていたかなと、反省しながら学ばせていただいています。ありがとうございます。
by フィッシュ (2007-12-16 14:05) 

6年生

私も抗議します。
医学生(6年)です。いつも読ませて頂いております。
怒りや悲しみや呆れなど様々な感情で、絶句してしまいました。
この漫画を載せた新聞社に対してもですが、これを描いた漫画家に対しても抗議を行いたいと思います。
by 6年生 (2007-12-16 14:17) 

moto

わたしも無論、不愉快で、抗議に価すると思いますが、以前、「たらいまわし」について調べたことがあるので、ちょっとまとめてみます。
「たらいまわし」というのは、元々日本の大道芸でした。
1919年、大正時代の動画が残っています。
http://www.youtube.com/watch?v=MUR7Y0mJ_Ss
ここでは、ワイン樽?のようなものを廻していますが、まず、この漫画において、間違っているところは、「たらいまわし」として例えられるためには、芸人が二人以上で、たらいが、受け渡しされるべきです。
ですから、正しい考証に基づいて漫画が描かれたなら、医学生は二人でなければなりません。ここに、まずこの漫画家のいい加減さが読み取れます。
さらには、それを、気が付くことなく掲載した、産経新聞の、日本の伝統芸に対する見識の浅さを露呈したものといえましょう。
それから、現在、この「たらいまわし」なる足芸は、日本から姿を消しています。それは何故か?
明治~大正期に足芸はかなりpopularだったようです。鉄割熊蔵一座というのが有名だったようです。
しかし、日本では、この種の芸人は社会的地位において冷遇されます。
しかし、欧米人は、この「たらいわまし」芸の素晴らしさに気が付き、エンタテイナーとして契約し、招聘しました。「エド・サリバンショー」にも出たそうです。
かくして、芸人は海外に流出し、いま、日本には、「たらいまわし」足芸を継承する者はおりません。上記の動画は、大正期に、流出先の海外で撮影されたものです。(だから酒樽まわし)
で、オチに入りますが、日本の産科や救急を「たらいまわし」と揶揄し、軽んじていれば、優秀な「たらいまわし」芸人である日本の医師達は、大正時代と同じように、海外流出していくでしょう。
海外にいかないまでも、なにかしら、自分の能力に見合った待遇を得られる分野に流れます。
そしてあとには、芸人は残らず、伝統はすたれます。
最後に、鉄割一座の画を示します。数十年後には、産科や救急科の医局の写真が、このように、古き良き時代の資料としてしのばれることになるのでしょうか?
http://www.rekihaku.ac.jp/koohoo/journal/no118/image3.jpg
以上で私の発表を終わります。御静聴ありがとうございまいた(笑。
by moto (2007-12-16 14:40) 

田舎の消化器外科医

救急医療に携わる医師の一人として、私も産経新聞に抗議いたします。
by 田舎の消化器外科医 (2007-12-16 14:51) 

在日ですがなにか?

この漫画を何故描いたのかとか、その時代背景を考え作者の心情を理解しようともせず、一方的に侮辱だ!と決め付けるのはどうだろう。
むしろ、このような事を書かれないように、医療事情を変えていってやるという心情で取り組んで欲しい。
自分の働いている職場では不祥事を起こさない。というのは当たり前のはずなのに、当たり前が当たり前でなくなっている。それがこういった漫画で揶揄されるのを肝に銘じてもらいたいと思う。
日本人が私たちに対する差別や侮辱がどんなに酷いか・・・
by 在日ですがなにか? (2007-12-16 15:19) 

元なんちゃって救急医

>在日ですがなにか?様

ご意見ありがとうございます。 私とは異なる意見ですが、丁寧な主張であり、おっしゃりたいことはよくわかりました。
by 元なんちゃって救急医 (2007-12-16 15:47) 

元なんちゃって救急医

私も抗議します!
ふと、こんな場面を思い出しました。
子どもA「なんでボクの事、イジメるの?」
子どもB「楽しいからに決まってんじゃん!!」

産経はもはや3Kです。
感情的になりました。

by koba

(一部修正させていただきました。 ごめんなさい)
by 元なんちゃって救急医 (2007-12-16 15:48) 

三上藤花

お久しぶりです。

この4コマ、僻地の産科医先生のところで読んだ瞬間に頭が沸騰しました。
及ばずながら、私も抗議の意味で記事を書かせていただきました。トラックバックさせてもらいます。
by 三上藤花 (2007-12-16 17:09) 

moto

>三上藤花様
漫画の作者の西村宗氏は1932生でしたか・・
実は、上のように、「この漫画の作者は『たらいまわし』なるものを判っていないようだ」と書きましたが、たしかに、たらいまわしの語源との関連では、二人以上でたらいを受け渡しする表現であるべきなのですが、一人での足芸のさまは、正しく描けていると、ひそかに感心もしてはいました。
ということは、この作者は、若い頃に「たらいまわし」を見ているのかもしれません・・
そうすると、昭和初期あるいは戦後には、まだ「たらいまわし」芸、日本でも健在だった?
いづれにせよ、日本では滅びましたし、優秀なたらいまわし芸人が海外で活躍したのもたしかなのですが。
すみません、話題を変な方向に振るのは本意ではないのですが、これだけ「たらいまわし」を頻用されると、どうにも気になりまして(^^;。
by moto (2007-12-16 18:31) 

psq

しかし、たらい回しを事前に練習するという揶揄の仕方は行きすぎでしょう。
たらい回しをしない(できない)ように、例えばたらいを四角にするとか、固定するというようなシステム上の防止策を表した4コマならまだ良かった?

それでも現状がたらい回しアリという前提になるので、いただけませんけどね。
by psq (2007-12-16 20:17) 

腎臓内科医

医療を生業とする者として、また医学・医療を志す学生を教える立場にある者として、私もこの漫画に講義します。これは風刺・ユーモアとはいえません。悪意しか感じられません。
by 腎臓内科医 (2007-12-16 20:26) 

立木 志摩夫

おいらの感覚では、この4コママンガはOKです。(つまんないけど)。
たらい回し記事は全然アウトですが。

おいらがマンガを差別しているだけなのかもしれません。
by 立木 志摩夫 (2007-12-16 22:43) 

ビル

私も抗議します。
現場で一生懸命働く医療者たちの士気を
どれだけ低下させたか!!!
産経よ、罪深いぞ!!!
by ビル (2007-12-16 22:47) 

ふ~ん

救急を中心に医療に真摯に取り組んでおられる管理人様が、
お怒りになられた産経新聞の4コマ漫画のみならず、
産経新聞の医療報道の暴走は医療人の許容範囲を超えています。
毎日新聞同様、待合室に置ける新聞ではありません。
by ふ~ん (2007-12-16 23:22) 

僻地外科医

 救急の前線にいるものとしては、この漫画にもはや何の感慨もありません。また馬鹿がわめいてる、それだけです。
 私は私の信じる救急医療を行うだけです。私の信じる医療にご不満な方はわざわざ私のところにかからなければいい。それだけですね。

 コンビニ救急はネタにせず、それが元で疲弊した救急をネタにして責めるだけの人間は単に恥知らずなだけです。自分の手元に救急医療が無くなったときに悔いればよい。
by 僻地外科医 (2007-12-16 23:25) 

あおむし

たらい回してるのは与党と行政ですぜ。この件に関しては、医学生にも医師にもほぼ権限など存在しない。非力なわれわれにも提言ぐらいなら出来るし、それなら、それなりにシツコクやってきたつもり。

産経が全社を上げて取り組んでいるかのような嫌がらせをここまで執拗に繰り返すのには、どれほどの恨みがあるのか、とっても気になりますねえ。

私などには産経新聞の心中はお察し申し上げることさえ不可能。

産経新聞も社会の公器なんだから、それなりの説明は欲しいなあ。説明責任あると思うけどなあ。

今のところは納得行かないから、断固抗議する。
by あおむし (2007-12-17 03:09) 

単純内科医

産経新聞に抗議します 身内には甘い報道業者の中でも最たるところです
ついでにひとこと 多くの投稿者様や管理人の先生は冷静ですね さすがです(これ以上は書きません)
ちょっと比ゆ的に表現します 
B課長『A君 この仕事はお客さんが明日までにまでにやってくれといっている だから絶対やってくれ』
A君『課長ー でも今の仕事を明日までにやらないといけないのですよ』
B課長『ふーん それはそれでやってくれ 寝ないでもいいからご飯を食べる時間もなくてもやってくれ いいね 文句は言うな』
A君はその晩一睡もしないで仕事をやり遂げた
B課長『仕事できた?』
A君『できました 何とか でも徹夜でしたので 今日は休ませてください』
B課長『何言ってるの 今日の仕事はこれからだよ 休む とんでもない
    あー それと君仕事はやったようだけど ミスhがあるようだから給料    減らすからね 文句あったら辞めたら?』
そんあんことが毎日続いていてへとへとになったA君は人事に実情を直訴した。人事からは『君はサボっているだけだから文句を言わないで働きなさい』といわれました。
こんな会社ってだめなのでしょう?医者相手ならゆるされるの?とても単純なことなんですよねー。
ちなみにA君は医療関係者 B課長は患者 人事はマスコミという設定で書いています 念のため 
すみません 長文で (当直明けで外来準備しながら書き込みです)
by 単純内科医 (2007-12-17 07:52) 

rinzaru

私も抗議します。
産経新聞はいつも医療崩壊の原因を行政の失策と認めず、責任を現場の医師に押し付けて、それをあらためるつもりがないようです。
確信犯とはこのことです。
by rinzaru (2007-12-17 08:45) 

hirakata

私も抗議の意味でブログに取り上げました。トラックバックありがとうございます。
産経新聞は、医療に対してどこまで今のスタンスのまま行くつもりなんでしょうね。さんざん抗議が行っているはずなのに改めないのは、確信犯(本当の意味の)ではなくて、何か意図があってやっているのではないかと、私は思ってしまいます。
by hirakata (2007-12-17 12:43) 

こんた

流石に日本国民も日本医療の現実に気がつき始めていると思っています。最近、マスコミの論調も少々変わってきましたし、諮問会議の主張した混合診療もとりあえず棚上げされました。

3K新聞が取り残されて1人ヒステリックに騒いでいる

みっともないけど、本気で取りあうレベルでもない
by こんた (2007-12-17 13:27) 

某P医

「私も抗議します」

moto先生のご発表大変勉強になりました。
ご発表の動画の「盥回し」は大変に素晴らしい技術であると感銘を受けました。
ところで現在巷間では「盥回し」は「一つの物事を、責任をもって処理せずに次々に送りまわすこと」の比喩として用いられています。
(用例として広辞苑では「あちこちの病院を盥回しにされる」を挙げています。)
これまで、盥をまわすことが、何故このような比喩の用いられたのか、大変疑問に思っていましたが、ご発表の動画のように、「盥(動画では樽)を足で回す」に加え、「もう一人の曲芸師に投げ(というか蹴り)渡す」という動作があるのであれば、十分納得いきます。つまり比喩のもととなったのは、「盥を回す」という動きではなく、「盥を蹴り渡す」という動作だった、ということで得心した次第です。
そこで質問なのですが、「盥回し」という芸では、このように他の人物に受け渡す、という動作があるのが必須なのでしょうか。
moto先生だけでなく、フロアの先生方のご教示をお願いします。

てか、なんで「盥回し」って言うのか、調べてもいないだろうなあ、マスコミ各位。
by 某P医 (2007-12-17 14:22) 

moto

某P医先生、するどいご指摘をありがとうございます。
さて、「たらいまわし」の「まわす」ですが、日本語としての意味には二通りありまして、英語でいうところの、spinとpassであります。一人の足芸でたらいをくるくる廻す場合はspin、順に受け渡していくのはpassにあたると考えます。その2つの意味を「たらいまわし」の「まわす」は兼ねているのでありましょう。
「君ー、この書類をみんなにまわし(回覧し)といてくれ」といった用法です。
さて、たらいまわしは、どちらかというと一人芸であることが多かった、すなわちspinの意で用いられることが多かったと私は推察します。なぜなら、pass芸よりも技巧的に容易であると考えられるからであります。しかし、現在「病院のたらいまわし」といった比喩でもって用いられているのは、言うまでもなくpass芸のほうであり、その意味で、この漫画家は大きな失態を犯したといわざるを得ません。文筆家の端くれとして恥ずかしくないのでしょうか?自分の仕事に対する真摯な姿勢に欠くものと断ぜざるを得ません。
かの、発明王トーマス・エジソンも、日本の足芸には、感銘をうけていました。彼の撮影による、1904のspin芸の動画が残っています。
http://www.youtube.com/watch?v=hGWsj08F7OU&feature=related
このように、明治時代の日本が、欧米に誇っていた足芸を軽侮したような比喩を用い、あまつさえ、その画を描き間違えるなどということは、漫画家として以前に日本人として恥であります。
ところで、うちのクリニックの受付の一人(昭和ひとけた代生まれ)に、「たらいまわし芸を見たことありますか?」と聞いたところ、
「ええ、ありますよ。」
「すごい!どこでみたんですか?」
「あんなもの、どこでもやってるんじゃないですか?・・そうですねえ、わたしが見たのは、昭和20年代、演芸場でしたかしら」
「最近は見て無いでしょう?芸がすたれちゃったみたいなんですよ」
「ああ、そうですか。もう、どこの家でもタライを使わなくなりましたからねえ。。」
だそうです、チャンチャン。
by moto (2007-12-17 15:07) 

某P医

moto先生
早速のご教示ならびに新たな資料の呈示ありがとうございました。
なるほど、「五人回し」の「回し」ですね。

怒った喜瀬川先生、年数百万の金を突っ返し、
「救急返上するからあんたもお帰り!」

お後がよろしくないようで……
by 某P医 (2007-12-17 16:09) 

産婦人科女医

抗議します。

「たらい回し」
この言葉、患者さんに対しても非常に失礼な言い方だと常々思っていました。
インパクトさえあれば良いという下劣なこの新聞は
もはや知識人でも社会人でもありません、ただのチンピラです。

感情的なコメントになり、失礼しました。
by 産婦人科女医 (2007-12-17 17:03) 

山口(産婦人科)

とりあえず今朝抗議文一通メールしました。どうせ黙殺でしょうけど。
メルアドはu-service@sankei.co.jpです。よろしければ皆様ご一緒に。
by 山口(産婦人科) (2007-12-17 17:23) 

地方(僻地?)の公立病院の内科医

 たらい回しという表現には、診療できるのに診療できませんといって次々断ったという非難が込められているように感じます。
 しかし、医師がopeや処置中で手がはなせないとか、ベッドがいっぱいとか、ビル診で何の設備もないなど、無理な状況は気持ちやがんばりだけではどうにもならないわけで、そういう状況で患者を受けて何かおこればどんなに崇高な精神でやったとしても非難の対象になるどころか刑事責任まで問われる時代です。
 こういう状況を作ってきたのは、厚生省やらコンビニ救急やら救済判決です。医師は、この苦しい状況の中でそれでも患者さんを救うためにがんばり、もがき苦しんでいます。
 マスコミには、こういう医療の実情をふまえて報道して頂きたい。また、在日…さん、これは医療の場でおこったことですが、医師がおこした不祥事ではありません。
by 地方(僻地?)の公立病院の内科医 (2007-12-17 18:02) 

福井の中学生

はじめまして。

福井県の中学生です。
(ちなみに医師志望、病気から復学かれこれ3-4ヶ月。にしては努力不足か。)


ひどい漫画ですね。

こういうことは、地方や僻地の医療事情を理解して、特に出産関連の場合飛び込み出産のモラルの無さを考慮したうえで書いてほしい。

医者だって、好きで受け入れをお引取りいただいているのではなく、診療したいのは山々だけどやむを得ずと言う心境だと思っております。

思いやりが無い。

腹が立つです。
by 福井の中学生 (2007-12-17 18:14) 

hana

研修医です。
私も抗議させていただきます。
by hana (2007-12-17 21:57) 

NR

私も抗議します。
 盥回しに深い意味があるとは、思いませんでしたが。
1970年代にもたらい回しが、社会現象として取り上げられていたように思います。その時とは、質的に医療問題が深刻化しています。
by NR (2007-12-17 21:59) 

4年目救急医

いつも楽しくブログを読ませていただいています。4年目救急医です。
実をいうと私はこういったブログ上でマスコミを非難したり、マスコミを非難した医療関係者にその他のかたが、また避難を繰り返すという図式に、何ともつらさを感じています。

実際の今の医療現場に依然足りない部分が残るのは事実ですし、それを何とか埋める方法をすべての人で考えていくべきところを、
このような議論は交代させていっているような気がするからです。

しかし、もしかするとそれは私がまだ医者になって月日が浅く、理想を追いかけている部分があるからかもしれません。

私はこのような医療バッシングとも感じられるマスコミの報道には今のところ憤りは感じないものの、悲しくなってモチベーションが下がる思いはします。ただ、なんちゃって救急医さんのように長いこと救急医療をつづければ、その悲しさが怒りに変わる日もあるかもしれないとは感じます。

3日に一度の当直をしながら、何とかきつくてもできるだけ多くの患者さんを受け入れて、基本的に断ることなく、及ばないながらも真摯に診療をしようと続けているのですが、気力にも限界があるのは事実です。

特に何かの見返りを期待しているわけでないのですが、「ありがとう」という患者さんからの言葉を頼りに頑張っている身としては、診療の現場とは関係のない横から現状に理解を示す態度のないまま非難の声が上がるのはつらいです。

このブログの中ではそのようなことはありませんが、その他のブログのなかで、誹謗中傷合戦を見ることがあります。そうすると、今ですら感じている、そんなつらい気持ちが、救急医療の現状を解決することはこのままではできないのではないかとますますつらくなります。

意見の対立の中には必ず相互の理解不足が、あると思います。マスコミにはマスコミの言い分があり、医療関係者には医療関係者の言い分があります。お互いに尊重しあって、結局のところお互いのゴールであるいい医療を目指すことができたらいいのになと感じます。

明後日も当直です。なんとか患者さんに笑顔になってもらえるようにまた頑張っていきたいと思います。きれい事かもしれませんが、みんなで協力しながら多くのものを作り上げることができればうれしいなと思います。

いい子ぶった発言かもしれませんが、つらさがあきらめに変わる前に、何かがかわればいいなと感じています。

それではなんちゃって救急医さん、これからも楽しみにしていますので、ブログを書き続けてください。
by 4年目救急医 (2007-12-17 23:43) 

4年目救急医

書き忘れましたが、黙って働いていれば、認めてもらえるという幻想が崩れつつあるのは事実で、医療現場の実情を何とか世の中に知ってもらうことも、医療関係者の一つの仕事だと思います。

なので、これから私も何とか感情的になることなく、実情を知ってもらうべくどこかで意見を発表するようにしていきたいなとは感じています。
by 4年目救急医 (2007-12-17 23:49) 

あるぱか

「バカは相手にするな」と言う意見はもっともだと思います。
ただそうした大人の態度が、逆に医療不信を招いている気がします。

「ダメなモノはダメ」毅然とした態度が取れない社会は歪です。
今回この漫画を手がかりに、医療関係者がこぞって声を上げる事で、少しは事態の好転が見られるのでは?と言う淡い期待もあります。

個別では報道という権力機構には勝てません。
メディアは「人権」が好きですから、医療人の人権が蹂躙されたと言えば面白いかなとも思います。
拙ブログからはトラバ出来ないようですのでURLを貼っておきます。
http://alpaca.iza.ne.jp/blog/entry/423647/

また以下の関連(してるのか~w)エントリーもお勧めします。
トドメを刺した判決
http://alpaca.iza.ne.jp/blog/entry/414733/
自ら欲せざる所、人に施す。な彼。
http://alpaca.iza.ne.jp/blog/entry/283490/
by あるぱか (2007-12-17 23:59) 

春野ことり

私もブログ上で抗議しました。
by 春野ことり (2007-12-18 00:15) 

産科医です

抗議します

今5年目の医者ですが、もうやっていけません。

涙しました
by 産科医です (2007-12-18 01:34) 

NO NAME

突然のコメント,失礼します。
適当に泳いでいたらここにたどり着きました。
医療関係の者ではありません。
教育関係の職に就いております。

うちでは産経新聞を取っており,問題の4コマ漫画も目にしました。
が,「風刺が効いているな」程度にしか思っておりませんでした。
しかし,こちらのブログを読ませていただいて,こういう風刺により傷つく人もいるのだと気づきました。
我々の業界も,よく批判にさらされる業界です。
逆の立場なら私も腹が立っていたことでしょう。

自らの業界が貶められたときに感じる不快感は,もちろん他業界の方も感じているのだと言うことを,遅まきながら認識いたしました。
自らの業界に対してだけでなく,他業界に対しても頭ごなしの批判を世論が受け付けなくなればマスコミも論調を変えていくのではないかと期待しているところです。

日本全体が他者に対する思いやりの心を取り戻す日が来ることを祈りながら…
by NO NAME (2007-12-18 04:18) 

ハル

私も抗議します。

初めまして。田舎町で患者として医療を受ける立場の者ですが、たらい回しという言葉は事実を伝えておらず、不適切だと思います。
報道で飯を食っている新聞社が、意図的な演出で事を歪曲し、世論を誘導するのは許しがたいです。
by ハル (2007-12-18 18:13) 

エビ

I先生のM3じゃない方のエビです。
私も抗議の気持ちです。
以前Skyteam先生のところで書かれていましたが、メールよりも紙にペンで書いたお手紙の方が新聞社さんのお気持ちに届くということでしたので礼儀を踏まえて後ほどしたためようと思います。
医師不足は医師のせいではありません、過労の実態を報じて下さい、過労の中で現場は真摯に患者さんと対峙されています…、と。
by エビ (2007-12-19 08:48) 

元なんちゃって救急医

たくさんのご賛同のコメントをありがとうございます。

この数日間で、このエントリーには約3000人の方からアクセスをいただいています。

ほんの少しでも、一現場の救急医師の気持ちが皆様方に伝わったとしたら、幸いです。

メディアの発する情報は、常に何らかのバイアスがかかったもの・・・
そういう視点を、できる限り多くの人に持ってほしい。

私が、ブログでマスコミ批判をする真の意図はそれです。

メディアの姿勢を変えさせるには、政治的力や金力をもち、それなりの戦略を練る必要があります。それは、ブログ外での活動ということになります。
by 元なんちゃって救急医 (2007-12-20 20:05) 

元なんちゃって救急医

この一件は、とある国会議員の先生にも、このブログを紹介してお伝えしています。今後は、いろいろと訴え方を考えていかないといけないと思っています。
by 元なんちゃって救急医 (2007-12-22 06:25) 

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