木原光知子さんの訃報に関して [救急医療]
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突然の訃報を目にした。水泳で有名な木原光知子さんがお亡くなりになったようです。
http://www.swim.co.jp/new/kandm/index.shtml
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20071018-00000940-san-ent
元五輪水泳選手でタレント、木原光知子さん死去 10月18日16時23分配信 産経新聞
木原光知子さん
東京オリンピックの水泳元日本代表選手で、タレントとしても活躍した木原光知子(きはら・みちこ)さんが18日未明、くも膜下出血のため亡くなった。59歳だった。木原さんは岡山県出身。山陽女子高校在学時に競泳女子自由形などで東京五輪に出場。「ミミ」の愛称で人気者となり、引退後はモデルやタレントとして活躍していた。
くも膜下出血(SAH)は、この通り、ある日突然に元気な人が亡くなってしまう大変怖い病気である。
木原光知子さんのご冥福をお祈りします。
これを機会に、くも膜下出血の怖さが、一般の方にも普及することでしょう。
当ブログでは、少しでも多くの人が、くも膜下出血という怖い病気から生還する一助となるべく、初期診療に場に潜む「診療のピットフォール」を語り続けています。
そこで、本日は、くも膜下出血に関する過去のエントリーを列挙してみることにしてみました。なんと10個も書いてました。それだけ、日ごろの診療で、SAHを意識しているんだと思います。
警告出血 ・・・・・・初期診療医は、このわずかな予兆をキャッチできるかが、鍵!
アルコール中毒という地雷・・・・ 本人の言うことだけをうのみにするな!
肺水腫をみたら 肺水腫をみたら(続編)・・・・このような肺水腫の存在を知っておきましょう!
家族の検査希望が救った命・・・・ やはり、診療には「コミュニケーション」が大切!
髄液検査の明と暗・・・・・検査の解釈が対照的なの2症例です
突然発症という病歴 ・・・・「突然」というキーワードをどう扱うかについてです。
怖い失神(2)・・・・症状は頭痛とは限りません!その実例です。
SAH再出血の怖さ・・・・・・非脳外科医は、この怖さを知ることが、患者を救う第一歩と考えます。
心電図変化に潜む地雷 ・・・・ SAHは、派手な心電図変化も時にきたします。
くも膜下出血は、致死的疾患ですが、実際の現場では、ここで上げたエントリーに示しますように、決してその診断プロセスは容易ではない場合もあります。
それでも、救急に携わる医師達は、救命すべく、全身全霊をこめて知力と体力で、頑張っていることと思います。一人でも多くの方が、くも膜下出血という大変怖い病気から生還できることを願ってやみません。
クモ膜下出血や、脳梗塞のような病気に、
まだまだ薬では手が出せないのが、
ちょっと歯がゆいです。
超急性期だけじゃなく、
もっと後ろのフェーズで使える薬をつくりたいんだけど
うちの会社、中枢やらないからなぁ。。
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by 薬作り職人 (2007-10-18 23:12)
くも膜下出血が怖い病気であることを改めて感じました。
完全制服の道は遠いけれど、
医療関係者も一般の人もこの病気を知ることで、
まだまだ、救命率を上げられると思います。
脳卒中は火事と同じで初期の処置が左右する部分は大きいと思います!
なんちゃって救急医さま、これからもこのサイト期待してます!
by mayako (2007-10-19 10:35)
↑のコメントで征服の字が制服になってました!スミマセン<(_ _*)>
by mayako (2007-10-19 17:13)
>薬作り職人 様
応援ありがとうございます。創薬も大変でしょうが、重要なお仕事です。がんばってください。
>mayako 様
応援ありがとうございます。SAH知識の普及、啓蒙、これからもがんばってください。
by 元なんちゃって救急医 (2007-10-19 23:04)
私も7年前にくも膜下出血で倒れて、約10ヶ月の入院を経て、少しずつ社会復帰できるようになりました。
幸運にも命を助けて頂けたのは、救急医療の現場で日夜を問わずに一生懸命従事されているスタッフの方々のお蔭と感謝しております。
私も医療従事者です。これからも、医療の事など、様々にニュースの提供を期待しております。
by ひらちゃん (2008-02-28 22:44)